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地盤沈下とは?

典型七公害のひとつ「地盤沈下」

地表面が沈んでしまう現象を地盤沈下といい、地震や地下水のくみ上げなど、様々な原因で発生します。その影響は大きく、人の健康や生活環境に被害を及ぼす「典型七公害」の一つとして数えられています。

地盤沈下のしくみ

地盤沈下は、自然の力によるものと、人工的な要因によって発生するものの2種類に大別されます。海抜ゼロメートル地域を発生させるような広い範囲の現象と、一軒家の周辺といった範囲の局所的なものとに分ける方法もあり、広域の沈下は公害の一種として扱われます。
広域の沈下は、地下水を過剰に汲み上げること(工業用水、農業用水、消雪用水、冷房用水など)や、天然ガスの汲み上げ、鉱山の採掘などが原因とされます。局所的な沈下は狭い範囲での地下水の汲み上げ、軟弱な地盤に建築したことで、地面の耐力を超える荷重が乗ってしまったことなどに寄ります。

地盤沈下による被害

地盤沈下の被害は大別すると、直接的被害と間接的被害の2種類に分けられます。

直接的被害
不等な沈下から来る建物の傾斜、建物のひび割れ、道路舗装の亀裂や橋げたとの段差の発生、ガス・上下水道などの地下埋設配管の破損、井戸の抜け上がり(本来地中にあった井戸水を汲み上げるための鉛直配管が、地盤が沈下したことによって地上に露出すること)、治水施設やかんがい排水施設の破損などがあります。
間接的被害
地表の高さと、河川・排水路の水面の高低差が無くなると排水事情が悪化します。これによって集中豪雨だけでなく、わずかな雨でも浸水被害に発展することがあり、一般的な住宅や農耕地に被害を及ぼすことがあります。

地下水の合理的利用

「地下水を合理的に使用する」というのは、言い換えれば「地下水をくみ上げる量を抑制・コントロールする」ということです。そのためには雨水を有効に利用すること、使った水が循環される仕組みを作ること、再生水を積極的に利用すること、などが必要です。
「節水や水の使用を合理化すること」=「可能な限り汲み上げる量を抑制すること」は、私たちが地下水を末永く使い続けていくためには、絶対に欠かすことができない取り組みです。
そのために各都道府県は合理的水使用の指針(地下水使用合理化指針)を作成し、行政、事業者、住民への取り組みを呼びかけています。